上棟式(じょうとうしき)
8月吉日、現在新築中のH様邸で上棟式が執り行われました。近年では簡易的に執り行われるのが一般的ですが、施主様のご希望でご親戚ご近所様を含め盛大に執り行われました。その模様を写真にてご紹介させていただきます。
上棟式(じょうとうしき)とは、日本で建物の新築の際に行われる神道の祭祀のことです。棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)ともいいます。また神道だけではなく仏教でも上棟式は行われます。通常柱、梁、桁、力板などの骨組みが完成した後、棟木を取り付けて補強する際に行う儀式のことです。本来は棟梁自身建物が完成するまで、災いが起こらないようにとの願いをこめて行うものです。式の方法や次第には神社の祭祀のような規定はありません。屋上に祭壇を設けそこで祭祀を行うものや、祭壇のみ屋上に設けて祭祀は地上で行うもの、祭壇も祭祀も地上でおこなうものなど様々です。進行は他の祭祀と同様に修祓・降神・献饌・祝詞奏上が行われ、次に上棟式特有の儀礼として、曳綱の儀(棟木を曳き上げる)、槌打の儀(棟木を棟に打ちつける)、最後に散餅銭の儀(餅や銭貨を撒く)が行われます。