◆受動喫煙対策助成金について◆
厚生労働省は10月1日から受動喫煙対策推進のため、飲食店や旅館を経営する中小企業事業
主向けに、喫煙室や換気設備の設置費用の一部を助成すると発表しました。
この助成金は、顧客が喫煙できることをサービスに含めて提供している旅館、料理店又は飲食
店を営む中小企業に対し、喫煙室の設置等の取組に対し助成することにより受動喫煙防止対策を
推進することを目的としています。
@対象事業主
・ 労働者災害補償保険の適用事業主であって、旅館業、料理店又は飲食店を経営する中小企
業事業主※であること。
※料理店又は飲食店については常時雇用する労働者が50人以下
又はその資本金の規模が5,000万円以下、旅館業については常時雇用する労働者の数が
100人以下又はその資本金の規模が5,000万円以下。
A助成対象
・
一定の要件を満たす喫煙室の設置に必要な経費、喫煙室以外に、受動喫煙を防止するため
の換気設備の設置等の措置に必要な経費。 ※工事前に「受動喫煙防止対策助成金関係工
事計画」を策定し、所轄都道府県労働局長の認定を受ける必要があります。
B助成率、助成額
・ 費用の1/4(上限200万円)
C申請書等提出先
・
都道府県労働局労働基準部健康安全課(又は健康課)
厚労省は2010年2月に健康増進法に基づき、飲食店や遊技場など多数の人が利用する施設に
建物内での原則全面禁煙を求める通知を出しており、来年度中に一般の事業所や工場を含め全
面禁煙か分煙を義務付ける方針です。まだ対応されていない事業場はこの機会に対策を打たれて
はいかがでしょうか。
詳しくはこちらまで
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001q37r.html